naopontan(なおぽんたん) のブログ

読み聞かせの事などをつらつらと

はるかな島

 

はるかな島

はるかな島

 

 

私が行っている学校の読み聞かせボランティアは学校に着くとまず最初にどの教室に行くのかを決めるところから始まります。入り口のところにホワイトボードがあり、そこには学年と組が列挙されています。ボランティアの人は開いているクラス(行きたいクラス)の横に自分の名前が書かれた札を貼り付けてから教室に向かうのです。

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本日は学校到着時には2クラスしか空きがありませんでした。で、5年生の教室を選びました。

 「はるかな島」、Goodです。実話です。高学年向けだと思います!

1510年にフェルナンド・ロペスという傷心で人間嫌いな男が無人島に流れ着きます。
荒れ果てた島に作物を植え、家畜を飼い始めます。たまに船が立ち寄ったりし米が実っていることに驚きます。島にある食料をもらう代わりに違う作物の種や家畜を置いていきます。
しかし、フェルナンドと漂流者の間には交流はありません。フェルナンドはそれ程心に闇を抱えているのです。そんな男の存在が女王の耳に届き…。

 

読み終わった後に「これって実話?」とすぐに聞いてきた女子が居ました。それをキッカケに話が広がり、

 

「そう。セントヘレナという島だよ。自分も気になって GoogleEarth で調べたさぁー。そしたら発見したよ。大海原に拡大拡大していくと小さな島が出てくるよ」

他の男子生徒「GoogleEarth知ってるー。緑豊かなの?そんなに小さいの?」

「気になってどんどん拡大していったら道路や民家が見えてきたよ。あれ? それなりに広さはあるなー。と」

子供達「へー」

「で、もっともっと拡大するとレストランの写真が出てきてそこには2人でビールジョッキ持って乾杯する笑顔の人たちが居たよ」

子供達「おー!」

「皆も時間があるときにでもGoogleMap や GoogleEarthで島を見つけてみてね。じゃあ今日はこれでおしまいねー」

 

その後、「実際に手を動かして島を見つけてくれる子が居ればいいな」と思いつつ教室を後にしました。